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ロッテ井口監督「真っ直ぐが大事」。
悩める益田直也に強気は戻るか。

posted2018/04/20 11:00

 
ロッテ井口監督「真っ直ぐが大事」。悩める益田直也に強気は戻るか。<Number Web> photograph by Kyodo News

益田直也(右)は1989年、和歌山県生まれ。市立和歌山商高から関西国際大を経て、2012年ドラフト4位で入団した。

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永田遼太郎

永田遼太郎Ryotaro Nagata

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Kyodo News

 生半可な覚悟でないことは、この言葉からも伝わって来た。

「今年は僕だけじゃなく(自主トレに参加した)みんなが、怪我しながらも休まずに自主トレを続けました。自主トレって本来、無理をするような時期でもないんですけど、ここでひとつをやり遂げないと、新しい1年に入れないというか、僕もそうですけど、そこに参加するみんなが同じ気持ちでやっていたと思います」

 2018年1月、千葉県館山市。

 千葉ロッテ・益田直也は、チームメイトの内竜也、涌井秀章らと共に過ごした今春の自主トレについてそう振り返った。

 このオフは怪我することを恐れずに、極限まで自分を追い込んだ。キャンプ第2クールでは左膝の炎症を起こしたほどだ。

 なぜ、シーズン開幕を前にそれほどまで自分を追い込まなければいけなかったのか。

「野球をやっている感じがしない1年」

 彼はプロ入り後、初めて味わった昨年の苦い経験を思い出すように話を続けた。

 54勝87敗2分、勝率.383、借金33、パ・リーグ最下位。

 開幕からシーズン終了まで一度もAクラスに浮上できなかった。昨年の屈辱は、千葉ロッテの投手陣全員が感じている。

「もちろん悔しかったですし、野球をやっている感じがしない。そんな1年をプロに入って初めて過ごしました。自分は偉そうなことを言える(ドラフトの)順位で入ってもいないですけど、これまで残した実績の中で、最も悔しい1年になりました。何もしていない、何も残っていない。そんな気がしています」

 益田自身もプロ入り後、5年間続けた年間50試合以上登板が6年目にして途切れた。

 38試合0勝4敗9セーブ。防御率は5.09。

 5月、8月と2度にわたって二軍降格を言い渡されるなど、メンタル面で落ち込む期間が長かった。

【次ページ】 打たれた残像が残ってしまうと……。

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