サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
“外れるのはカズ”以来の段階発表。
ハリルは「W杯直前まで探す」構え。
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byGetty Images
posted2018/03/16 12:10
ハリルホジッチ監督は最後の最後まで選手の能力と状態を見極めようとしている。
本田に「このチャンスをつかんで」。
デスク「対戦するマリは仮想セネガル、ウクライナは仮想ポーランドか。W杯メンバーに近づくためにも、ここでハリル監督を納得させる必要がある」
二宮「マリはアフリカ最終予選、モロッコ、コートジボワール、ガボンと同組に入って最下位でした。とはいえ6試合中4試合を無失点で切り抜けていて、アフリカ独特のフィジカルを押し出すスタイルです。ウクライナは3大会ぶりの本大会出場は逃がしたものの、予選最終節までプレーオフ進出の可能性を残していました。ドルトムントのヤルモレンコ、シャルケのコノプリャンカ、そしてマンチェスター・シティの“ウクライナの至宝”ジンチェンコなどタレントはそろっています」
デスク「この2試合で日本代表が強いインパクトを残すことができたら、メンバーはかなりポイントを稼ぐことになるんだろうけど、つまりはその逆もある」
二宮「ハリル監督は本田について『このチャンスをつかんでほしい』と言っていますが、これはほかの選手にも当てはまることだと思います」
デスク「とにかく、しびれる2試合になりそうだね。ところで、ハリル監督は花粉症に悩まされていない?」
二宮「会見の姿では特に鼻がムズムズという感じはなかったような……。どうしてまたそんなことを聞くんですか?」
デスク「花粉症もそうだけど、誰かに噂されるとくしゃみするって言うじゃない。でも噂なのか、花粉なのか分からないだろうなって」
二宮「我々だってこうやって選考の話をしてますし」
デスク「くしゃみをしなくとも、マリ代表とウクライナ代表を吹き飛ばすぐらいの活躍を期待したいね。ハッハッ、ハーックション!!」