【NSBC補講II】 BリーグNo.1経営者のビジネス論BACK NUMBER

No.1経営者が語る、Bリーグの集客。
全国共通の施策+地域ごとの変化球。

posted2018/01/03 08:00

 
No.1経営者が語る、Bリーグの集客。全国共通の施策+地域ごとの変化球。<Number Web> photograph by B.LEAGUE

レバンガ北海道も、今季大きく成長しているクラブの1つ。雪深い札幌では、冬の集客が正念場なのだ。

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島田慎二

島田慎二Shinji Shimada

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 Bリーグは行政やスポンサー、ブースター(ファン)、メディアなど多くのステークホルダーにサポートされる環境に置かれる中で、ビジネスまわりのスポンサーシップ・アクティベーションともしっかり向き合わなければなりません。

 さらに、上記を実現するための体制づくりや、「リーグガバナンス」も不可欠な要素です。そして何よりも今、私が求められていることは、各クラブの経営に寄与することです。

 Bリーグとしては、今季は昨季対比10%増、約250万人の観客動員を1つの目標として掲げています。

 10%増は簡単そうに思われるかもしれません。しかし1000人を1100人、2000人を2200人というようなレベルでも、成長を遂げることは容易なことではありません。Bリーグが開幕して3カ月あまりで、B1、B2、全36クラブ合計の観客動員数は昨季対比4~5%増と、今季目指している数字の半分が現状です。

 こういった状況を考慮した上で、もう少し観客動員増に努めなければならないと感じています。そこが、ビジネス面におけるBリーグの現時点での最重要課題といってもいいでしょう。

集客に苦労しているのは、意外にも大都市のクラブ。

 全般的に集客面で苦労しているのは、大都市にホームを置くクラブが中心です。ビッグシティに本拠地を置くチームのホームは箱が大きく、フルに観客を入れられれば多くの観客動員が見込めます。しかし、思うように観客動員ができていないのが現実です。

 それはなぜなのか。

 1つは大都市には、テレビはキー局、新聞は本社が所在し、チームや選手が全国区にならないと取りあげづらく露出も簡単なことではありません。また大都市は人口が多く、人を集めやすい一方で、余暇の過ごし方の選択肢が非常に多い。また、地方出身の方も多く、“おらがチーム”になりづらい状況でもあります。

【次ページ】 秋田、琉球、栃木など、着実に力をつけるクラブも。

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島田慎二
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