サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
新戦力を発見してこそE-1は成功。
中国戦で目を引いた4人の存在感。
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph byYuki Suenaga
posted2017/12/13 11:35
サイドバックをめがけてハイボールを蹴る戦術が一般化し、サイドでも空中戦は避けられない。植田直通ならば高さは完璧だ。
国内組同士とはいえ、韓国との最終戦はシビれる試合に。
ハリルホジッチ監督は記者会見で触れなかったが、川又堅碁はこの日もジョーカーの役割を果たした。75分からの出場で試合の流れに影響を及ぼし、先制ゴールの流れにも絡んでいる。彼自身は「スタメンから出たい」と繰り返すが、ここまでの2試合は好印象だ。
投入された直後からゲームに入り込み、制空権を握りつつクサビのボールを収め、周囲の選手を生かすことができている。
16日に控える韓国との第3戦は、国内組同士とはいえシビれる試合になるだろう。ここまで1勝1分で勝点4の韓国は、勝たなければ優勝できない。W杯のメンバー入りという同じ目標を持った選手同士の攻防で、ハリルホジッチ監督は誰をどこで起用し、選手は指揮官の意図をどのようにピッチで表現するのか。
W杯の前年にふさわしい意味を持つことになった日韓戦で、様々なジャッジが下されるはずだ。