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各スポーツ紙の「ドラフト読み比べ」!
プチ鹿島10月のスポーツ新聞時評。
text by
プチ鹿島Petit Kashima
photograph byAFLO
posted2017/10/31 07:00
ドラフト後には、「豪快な本塁打でファンを魅了できるようになるのが目標」とコメントした安田。
2005年以来、ロッテのクジ引きは勝率6割6分7厘!
いざ本番。
ロッテの1位指名は清宮幸太郎だった。くせ者ロッテも素直。そういえばドラフト前にこんな記事があった。
「ロッテ、早実・清宮との面談にお菓子詰め合わせ持参」(サンスポ10月3日)
お土産にロッテのお菓子詰め合わせ2袋を持参して喜ばれたという。清宮のニコニコ顔とお菓子は似合いすぎる。入団すればロッテのCMに絶対に起用されるだろう。なんなら雪見だいふくでもいい。今年のロッテは「甘いものが似合う顔」というポイントも大きかったのかもしれない。
結局ロッテは清宮を引き当てることはできなかったが、外れ1位で3球団競合の安田尚憲をズバリ。またしてもかっさらっていった。
とにかくロッテ抽選データがすごい。
《05年の高校生ドラフト以降、外れ1位を含めて競合抽選に15度参加し10勝5敗。この期間の抽選勝率6割6分7厘は2位楽天の5割(8勝8敗)を大きく上回る12球団トップだ。》(日刊スポーツ 10月27日)
クジ引き10勝5敗、勝率6割6分7厘って! 来年もロッテは見逃せない。
清宮を待ち受けていた“さんまつながり”の運命。
さて注目の清宮は日本ハムが7球団の競合の末に交渉権獲得。
当たりくじを引き当てた木田優夫GM補佐の「明石家さんまさんから左手でいけとアドバイスされた」というコメントが話題になった。
木田GM補佐はフジテレビ系「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー」に何度も出演しているので縁はわかるが、なんで左手?
《大御所から「右手が運を持っているとは思えない。左手で行け!」と言われ実行。》(スポーツ報知 10月27日)
木田氏はかつて快速右腕として活躍したが、信頼関係がある明石家さんまさんからの強烈な「ツッコミ」だったのだ。
清宮幸太郎と言えばタレントの内山信二に似ていると言われた時期もあった。「あっぱれさんま大先生」で人気を博した内山くん。もともと“さんまつながり”の運命だったのか。