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清宮はオヤジジャーナルの星だった。
プチ鹿島7月のスポーツ新聞時評。 

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プチ鹿島

プチ鹿島Petit Kashima

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photograph byHideki Sugiyama

posted2017/07/31 17:00

清宮はオヤジジャーナルの星だった。プチ鹿島7月のスポーツ新聞時評。<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

インタビューに対する受け答えもしっかりしていた清宮。この3年間の異常なフィーバーの下でよく活躍してくれた、と称えたい。

「平常心で野球ができているのがすごい」

 清宮の記録で脚光を浴びたのが、今まで通算本塁打記録のトップだった山本大貴氏。「スポーツ報知」の高校野球アクセスランキングを見ると、山本氏の現在を取材した5月の記事があらためて読まれている(7月30日現在)。

「高校史上最多107発男は今、『みどりの窓口』に! JR西・山本大貴さん清宮に『はよ抜いて』」(2017年5月29日)

《高校卒業後は社会人野球のJR西日本で4年間プレーしたが、昨季限りで現役を引退。現在は社業に専念し、JR西条駅(広島)の駅員として奮闘中だ。》

 その山本氏は清宮について、

《「気持ちが強い。高校生なのに(神宮に)2万人も入って。異常じゃないですか。その中で、自分を見に来ていると分かっていて、平常心で野球ができているのがすごい。タイミングとか、軸がブレないとか、すごいと思います。僕だったら、足が震えていますよ」》

清宮はこれからもまだまだ1面を飾り続ける。

 ここでもポイントなのが「清宮の特殊性」だ。

 入学時から、つまり「第1号」を打つ前から、観客やマスコミに見つめられていた。そんな状況で高校最多のホームランを打った。言ってみれば“すべて”期待に包まれる中で打ったことになる。これはスポーツ新聞は夢中になる。

 清宮の夏は終わったが、この先の進路をめぐってまだまだ1面を飾るだろう。「オヤジジャーナルの星」について振り返ってみるとこういう予測になる。

 以上、7月のスポーツ新聞時評でした。

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