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清宮幸太郎は早大進学より即プロへ!
東大相手に本塁打を量産しても……。
text by
小関順二Junji Koseki
photograph byHideki Sugiyama
posted2017/05/29 07:00
高校3年間着用した「WASEDA」のユニフォームを大学でも着るのか、それとも……。清宮の進路は、大きな注目を集めることになる。
宮台康平が卒業する東大はさらなる弱体化が。
ここまで書くと清宮の最良の進路も見えてくる。父親である現ヤマハ発動機ジュビロの監督、清宮克幸氏が早稲田大ラグビー部OBのため、一部では早稲田大進学が有力視されているが、克幸氏はメジャーリーグでのプレーを希望するほどの国際派でもある。
また早稲田大が所属する東京六大学リーグは今春のリーグ10試合で94失点した東大との対戦を余儀なくされる。ドラフト上位候補と言われる宮台康平が卒業する来年以降の東大はさらに弱体化が予想される。そこでいくらホームランを量産しても清宮の価値は上がらない。
それらの点を踏まえれば、清宮は高校卒業後プロ入りするのが最良の道だと思う。