ドイツサッカーの裏の裏……って表だ!BACK NUMBER
香川真司は今も15億円の市場価値!
大迫、久保らは有望だが本田は……。
posted2017/04/14 11:30
text by
遠藤孝輔Kosuke Endo
photograph by
AFLO
香川真司の勢いが止まらない。
3月11日のブンデスリーガ第24節、ヘルタ・ベルリン戦で自身リーグ戦7試合ぶりとなるスタメンに返り咲くと、負傷欠場した第28節のバイエルン戦を除く公式戦6試合に先発出場。長らく控え要員として扱っていたトーマス・トゥヘル監督を見返すかのような働きぶりで、ドルトムントの攻撃を牽引する主役となっている。
直近のチャンピオンズリーグ準々決勝・第1レグのモナコ戦では、1ゴール・1アシストの活躍を披露。ドルトムントを勝利に導くことはできなかったが、裏を返せば、チームの調子に左右されずに目に見える結果を残せるようになっている。
日本人トップの約15億円、同価値の選手を探してみた。
その香川の選手としての“価値”はどれほどか。一つの指標になるのが、世界中の移籍情報を扱う『transfermarkt』が設定している推定市場価格だ。同サイト内には著名選手ごとのスレッドが並び、ユーザー間で「いくらが妥当か」という活発な議論が行われている。
もちろん香川も対象で、今年2月に更新された最新の推定市場価格について、さまざまな意見が飛び交っている。最終的な判断は編集部が下すが、ユーザーの意見が反映されるケースが大半。現在の香川は日本人トップの1300万ユーロ(約15億円)となっている。
香川と同じ1300万ユーロの著名選手は、ボルシア・メンヘングラッドバッハの主将ラース・シュティンドルとヴォルフスブルクのユヌス・マリ。奇しくも香川と同じトップ下あるいはセカンドトップで輝くアタッカーで、28歳の前者は今季のブンデスリーガで8ゴール・6アシスト、25歳の後者は6ゴール・7アシストと好成績を収めている。
一方、香川は怪我があったシーズン前半の停滞が響き、ここまで1ゴール・4アシストと振るわない。