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F1メルセデスの新シートにボッタス。
前王者ロズベルグと同じ道を歩むか。
text by
尾張正博Masahiro Owari
photograph byGetty Images
posted2017/01/22 08:00
英国ブラックリーのファクトリーで、メルセデス入りを発表したボッタス(右)とチーム代表のウォルフ(左)。
10年単位で、フィンランド人が王者となってきた。
ウイリアムズ時代には1勝もできず、表彰台も2回しか獲得できなかったロズベルグだが、メルセデスAMGでは元チャンピオンのミハエル・シューマッハのチームメートとなり、大きく成長。2012年に悲願の初優勝を遂げ、その4年後にはワールドチャンピオンとなった。
ウォルフに導かれ、ロズベルグの後を追うように歩んできたボッタス。これから彼がどのような足跡を残すのか。
フィンランド人ドライバーのチャンピオンは過去3人。1980年代のケケ・ロズベルグ、1990年代のハッキネン、そして2000年代のキミ・ライコネンと10年単位で誕生してきた。次の10年で、その座にもっとも近いのが、ボッタスであることは間違いない。