海外の現場からBACK NUMBER

朝の家庭にも溶け込むように。Appleと結んだ放映契約の狙い。

posted2025/12/16 09:00

 
朝の家庭にも溶け込むように。Appleと結んだ放映契約の狙い。<Number Web> photograph by Masahiro Owari

F1のドメニカリCEO(左)の狙いは新しいファン層の開拓だ

text by

尾張正博

尾張正博Masahiro Owari

PROFILE

photograph by

Masahiro Owari

 F1がAppleと5年間のアメリカ国内での放映独占契約締結を発表した。今年までの契約相手はESPNで、放映権料は年間9000万ドル(約141億円)と言われていた。イギリスのフィナンシャル・タイムズによると今回の契約は5年間で7億ドル(約1100億円)と報じられており、1年あたり1.5倍以上に跳ね上がった計算となる。

 アメリカでは2019年からNetflixで配信されたドキュメンタリー『Drive to Survive』(栄光のグランプリ)によって人気が高まり、一時はNetflixとの契約が噂された。しかし、今年公開された映画『F1』が全世界で約6億3000万ドル(約970億円)を超える興行収入を記録。スポーツ映画史上最も成功したこの作品をF1とともに製作してきたのがAppleだった。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 544文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

関連記事

#ステファノ・ドメニカリ
#トト・ウォルフ

F1の前後の記事

ページトップ