“ユース教授”のサッカージャーナルBACK NUMBER
高校時代の宿敵が鹿島の盟友に。
昌子源と赤崎秀平、'09年の邂逅。
text by
安藤隆人Takahito Ando
photograph byGetty Images
posted2016/12/13 11:50
柴崎岳を筆頭とする次世代組の中心を担う昌子源(後列左端)と赤崎秀平(後列中央)。世代交代に成功した鹿島は、強い。
観客の記憶に残るプレーができる選手こそが一流。
勝利の雄叫びを挙げる昌子とその場でうつむく赤崎。
この時、彼らはお互いがプロの世界でチームメイトになるとは思ってもみなかっただろう。いや、もしかするとプロの舞台で対戦相手として顔を合わせることになる――と直感していたかもしれない。
奈良の地で熱く燃え上がった2人のタレントのバトル。この一戦は印象深い戦いとして、筆者の記憶に深く刻まれた。
そして、その一戦を鮮明に思い出させてくれた、2人をメインキャストとするプロの舞台での躍動。観客の記憶に残るプレーが出来ることこそ、一流の証であると改めて感じさせてくれた。
もちろん他にも多くの思い出がある。もし機会があれば、鮮明に思い出したときにここでコラムとして記したいと思う。