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今も、横断幕の話をする目には涙が。
李忠成が「浦和の一員」になるまで。 

text by

轡田哲朗

轡田哲朗Tetsuro Kutsuwada

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2016/12/06 17:00

今も、横断幕の話をする目には涙が。李忠成が「浦和の一員」になるまで。<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

五輪で興梠慎三が離脱する時期もあるなか、二桁得点を決めて年間勝ち点1位に貢献した李忠成。浦和との幸せな関係は彼の努力の賜物である。

「とんでもないサポーターだけど、大好きなんで」

 今や、李は完全にサポーターも含めた浦和の一員になった。加入当時に選手紹介で名前がアナウンスされただけで聞こえてきた指笛など起こるはずもない。スタメンでも途中出場でも、頼りになるストライカーとして拍手を浴びる。そんな浦和でプレーを続ける強い気持ちが生まれていた。

「チームが求めてくれているんで、その期待と、僕に残りたいという気持ちがあるし、応えたいと思う。本当に素晴らしいチームだと思いますよ、ここは。日本一を取れなかったんで、来年は絶対に取りたいですね。ぶきっちょなりに本当に……、戦う姿勢を見せられた、チームにメッセージを与えられたシーズンだったと思う。決して華麗じゃないけど、そういう選手だから」

 そして、「来年も浦和レッズで。とんでもないサポーターだけど、大好きなんで、僕は!」と、泣き笑いの表情で残留を宣言した。

 シーズンの終わり方は不本意だったかもしれない。しかし、彼が葛藤の末につかみ取ってきた浦和での活躍は決して色あせない。李と浦和、浦和サポーターのハッピーエンドは、これからやってくる。

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