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平昌五輪、フィギュアは昼間開催?
米TV局の放映権問題は2020年も。
posted2016/11/13 07:00
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph by
JMPA
2018年平昌五輪の競技日程のプランが公表され、波紋を投げかけている。フィギュアスケートが日中に開催される予定で組まれているからだ。
実は以前から伝えられてはいた。昨年3月には、世界放送事業者へ向けた概要説明会で、日中に行なわれる計画が明らかにされていた。
その後、何度か大会のスケジュール案が練られてきたが、今回のバージョンでも、やはり日中開催であった。確定したわけではないが、方向性としては変更されることはないだろう。
全種目が朝10時スタート、終了は遅くても14時30分。
現段階でのスケジュールは、次のとおりとなっている(すべて2月)。
*団体(ショートダンス、ショートプログラム) 11日10:00~14:35
*団体(フリーダンス、フリースケーティング) 12日10:00~13:10
*ペア(ショートプログラム) 14日10:00~13:25
*ペア(フリースケーティング) 15日10:30~13:45
*男子(ショートプログラム) 16日10:00~14:30
*男子(フリースケーティング) 17日10:00~14:25
*アイスダンス(ショートダンス) 19日10:00~13:45
*アイスダンス(フリーダンス) 20日10:00~13:35
*女子(ショートプログラム) 21日10:00~14:30
*女子(フリースケーティング) 23日10:00~14:10
すべての種目が10時からスタートし、終了は遅い日で14時35分とされている。また、女子シングルだけ、1日おいてショートプログラムとフリーが行なわれる。
通常は夜、実施されることを考えれば、異例の事態と言える。その理由は、アメリカ向けの放送時間にある。