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フィギュアスケートPRESSBACK NUMBER
「えっ?」三浦璃来17歳と木原龍一26歳の初ツイストリフトに衝撃…“りくりゅう誕生の瞬間”を私は見た「ペア挑戦を応援したい半面」「引退も頭に」
posted2026/02/19 11:00
金メダル獲得を成し遂げた「りくりゅう」。奇跡のペアが誕生した瞬間を見た関係者に、当時の秘話を聞いた
text by

山田智子Tomoko Yamada
photograph by
Asami Enomoto/JMPA
五輪フィギュア史に残る劇的な逆転で金メダルを獲得した三浦璃来・木原龍一ペア。「りくりゅう」が誕生した、運命の瞬間とは。2人が語っていた言葉とともに、その光景を目の当たりにした関係者に、秘話を聞いた。〈NumberWebノンフィクション/全2回〉
偶然の巡り合わせが、奇跡のペアを生んだ
「えっ? って思うほど、ツイストリフトがポーンと高く上がって……。本人たちも、その場にいた関係者も、とても驚きました」
木原龍一がパートナーの三浦璃来を頭上高く投げ上げ、空中で回転した三浦を木原がキャッチするツイストリフト。ミラノ・コルティナ五輪で、五輪史上最大となる逆転劇で金メダルを獲得した“りくりゅうペア”の武器であるダイナミックな技――。
「龍一、試しに璃来と組んでみて」
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今からさかのぼること6年半前、ブルーノ・マルコットコーチに促され、当時17歳の三浦と26歳の木原が初めてこの大技を試した時から運命は動き始めた。この瞬間のことを、愛知県スケート連盟の久野千嘉子フィギュア委員長は今でも鮮明に覚えている。
2019年の初夏、愛知県豊田市の中京大学アイスアリーナ。日本スケート連盟(以下、JSF)による「ペア教室」での出来事だった。
「全ての巡り合わせが揃った奇跡の瞬間、とでも言うのでしょうか」
久野は当時について、興奮気味にこう語る。
「三浦璃来&市橋翔哉ペアが解散することになり、三浦さんと龍一くんが試験的にペアを組んで滑ることになったんです。龍一くんも『あんなに高く上がるなんて』と初めての感覚に驚いていましたし、その場にいた全員が目を見張りました。日本スケート連盟の小林芳子さんとも『あの現場に立ち会ったのは、私たちだけですね』という話を今でもしますよ」

