熱血指揮官の「湘南、かく戦えり」BACK NUMBER
苦闘する湘南・曹貴裁監督の日記より。
「それでも全員で電車を進めていく」
text by
曹貴裁Cho Kwi-Jae
photograph byShonan Bellmare
posted2016/04/06 12:30
チームとしての戦い方は良かったが、試合は紙一重で敗北に。曹監督「すごくもったいない試合だった」。
スイスイ進むか、ジリジリ進むか――電車は進む。
――5戦未勝利という状況の中でも、「電車」は進んでいると。
「僕自身、監督をやってきてチームという電車が前に進んでいないと感じたことは少ないし、もしそうだとしてもその都度前に進める努力をしてきている。スイスイ進むか、ジリジリ進むか、そのスピードの大小はあるにしても、その電車を前に進めていくのが監督の仕事。後方支援で押し出していくのか、先頭に立って引っ張っていくのか、上から吊るして自分で運んでいくのか。そのやり方は色々ありますが、どちらにしても後ろを振り返らずチームの持つ最大値を発揮する努力を惜しみなく続けていかなければならないと思っています。その結果として勝点3に結びつける、それだけだと思うので、前提を崩してはいけないし、我々のポリシーをブレずに続けていかなければいけないと改めて感じています」
(構成:日比野恭三)
いまだ勝ちがないという状況の中でも、曹監督はスタイルを貫徹する必要性、そして前進の手応えを強調する。次節はナビスコ杯(対大宮)を挟んでの甲府戦。“電車”の大きな推進力となる勝点3は得られるのか?
次回の監督日記は4月13日(水)に公開予定です!
次回の監督日記は4月13日(水)に公開予定です!