熱血指揮官の「湘南、かく戦えり」BACK NUMBER
湘南ベルマーレ・曹監督の本音炸裂!
J開幕戦、試合前後のリアルな気持ち。
text by
曹貴裁Cho Kwi-Jae
photograph byShonan Bellmare
posted2016/03/02 12:00
後半ロスタイムに1点を返すなど、緊張感が途切れない良い試合ではあったが……。
次戦、アウェーの川崎戦で湘南はどう変わる?
――試合後の会見では、「最低限やるべきプレーができなかった」として、失点につながるボールロストがあった藤田征也選手の名前を挙げていました。
「征也は非常に経験があって戦術理解度が高く、スピードとセンスも持ち合わせている。そういう立場にある選手が最低限やるプレーとしては物足りなかった。最低限やるプレーのレベルが上がっていけば周囲からの信頼も深まる。これを機にまた次に向かってもらいたい」
――次戦は敵地での川崎戦です。現時点で考えていることを教えてください。
「我々にとって心地の良いプレーを単発でなくいかに連続させられるか。“単発、たまに、偶然”ではダメ。川崎はもともと攻撃力が高いうえ、開幕戦では昨年の優勝チームである広島を無失点に抑えたように守備力も上がっている。彼らの良さを出させないと同時に自分たちの良さをどれだけ出せるか。そこに大きな目標を置いています」
(構成:日比野恭三)
次戦、シーズン初勝利をかけて川崎との神奈川ダービーに臨む湘南。王者・広島を下して波に乗る相手の勢いを封じるために、曹監督はどんな策を講じているのか。今まさに綴られている次回の監督日記は、3月9日(水)に公開予定です。乞うご期待!