野ボール横丁BACK NUMBER
日本ハム通訳に就任した野茂貴裕氏。
父の背中に感じた「やり通せ」。
text by
中村計Kei Nakamura
photograph byKei Nakamura
posted2015/01/30 10:30
日本ハムの通訳に1月から就任した野茂貴裕氏。偉大な父・英雄氏の存在ゆえに周囲から特別視されることにも「慣れてます」と笑う姿は頼もしい限りだ。
「僕は選手ではないので。あくまで裏方」
――偉大な父を持ち、悩んだこともあるのでしょうね。
こないだもそうでしたね……。
――というのは?
通訳就任の記事を見たときは、やっぱりなと(笑)。
――普通は記事にならないですもんね。
はい。僕は選手ではないので。あくまで裏方なので。
――でしたら、今日の取材とかも本当は嫌で仕方なかったのでは(笑)。
はははははは。
――木訥としていて、口下手なところもお父様譲りですね。
こういう場で話をするのが苦手で。
――カメラを向けると、すぐに下を向かれますもんね。
写真を撮られるのも苦手で……。
――本日はつらい時間を過ごさせてしまったようで……。
いえいえ、そんなことないです。ありがとうございました。これからも北海道日本ハムファイターズをよろしくお願いします!