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“守備の人”細貝萌が磨く攻撃性能。
類希なる成長力は再び発揮されるか。 

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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posted2014/08/27 10:40

“守備の人”細貝萌が磨く攻撃性能。類希なる成長力は再び発揮されるか。<Number Web> photograph by AFLO

開幕戦のブレーメン戦で2-2のドローに終わったものの、中盤で気の利いたプレーを見せた細貝。浦和時代のチームメートである原口の良さを引き出せれば、攻撃面でも存在感を放てるはずだ。

ヘルタでしっかりとプレーしてこそ、代表の道が開ける。

 多くのファンが驚き、ヘルタのルフカイ監督が激怒したことでも話題になった、細貝のブラジルW杯メンバー落選からすでに3カ月以上がたった。そして今、9月に行なわれる発足初戦のウルグアイ戦へ向け、アギーレ新監督率いる日本代表への招集が確実視されている。ハードな守備が新監督に評価されるのではないかというのがその根拠だ。'18年のロシアW杯に向けてスタートするチームに選ばれるというのは、この先の細貝にどんな意味を持つことになるのだろうか。

 細貝は昨年から、こと日本代表についての発言を求められる度に、クラブでの戦いに全力を注ぐことの意義を繰り返し説いてきた。例えば、昨年の12月にはこう話している。

「自分は日本で評価されるためにサッカーをやっているわけじゃないですよ。モチベーションはヘルタ・ベルリンでしっかりやるということです。そこでチームやベルリンのサポーターから認めてもらう。それが一番重要だと思っていますので」

 思い出すのは、多くの選手が力を発揮できなかったブラジルW杯で逆に評価を高めた内田篤人の姿勢だ。内田もまた、サッカー選手としての本分はクラブでしっかりとプレーすることにあると言い続け、シャルケでの成長を糧にしてW杯の大舞台でも安定したパフォーマンスを見せた。

 代表に選ばれるかどうか。W杯のメンバーに選ばれるかどうか。W杯のメンバーに選ばれた上で、本大会でしっかりとしたパフォーマンスを見せられるかどうか。その結果を左右するのは、クラブで流した汗の量である。

 そして、そんなサッカー選手としての本質を理解しているのが細貝という選手なのだ。

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