グアルディオラが全ての基準を書き換えてしまった。

　いわく「選手を責めることなく直ちに自分の非を認めてしまう監督の下で、選手は必死になるだろうか」

　いわく、「職場で上司が納得いかないプランを立てたとき、部下の仕事に対する意欲は下がるものではないだろうか」

　パラグアイやアルゼンチンで結果を出してきたマルティーノが一般的には優れた監督であるのは間違いない。

　だが、グアルディオラがあらゆる基準を書き換えたいまのバルサにおいても、彼は優れた監督といえるのだろうか。

　明確な答を出せるのはマルティーノ本人だけだ。

　彼が「イエス」と信じるならば、やらなきゃいけないのはまず23日のリーガのマドリー戦に勝利すること。

　次に4月の国王杯決勝戦でマドリーを倒すことである。