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葛西、竹内らベテランが輝いたソチ。
「世代交代」はどうあるべきか。 

text by

松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph byAsami Enomoto/JMPA

posted2014/02/24 16:30

葛西、竹内らベテランが輝いたソチ。「世代交代」はどうあるべきか。<Number Web> photograph by Asami Enomoto/JMPA

41歳にして銀メダルを獲得した葛西紀明は、伸びしろを疑問視され世代交代を強引におし進めようとする圧力に抗ってきた。そして結果によって自らの価値を改めて示した。

新星への期待とともに、ベテランへのリスペクトを。

 世代交代を促す風潮は、メディアにもないわけではないかもしれない。

 若くして将来が楽しみな選手が出てきたときに、注目を集めることになるのは、自然な流れではある。

 だがそれが高じて、ときにベテランを、長年、第一線で牽引してきた第一人者を軽視しがちになる面はなかっただろうか。世界を相手に戦ってきた経験と、実績への敬意が損なわれることはなかったか。

 そうした傾向は、オリンピックシーズンであったこの1年、そしてオリンピックが近づくにつれて、うかがえたような気がしてならない。

 そして、彼ら第一線で長く活躍してきた選手たちのソチでの姿に、別の思いをも抱くことになった。

ベテランが輝いた今大会。彼らはどんな道のりでソチへたどり着いたのか。
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