出場各校を支える好選手はこの35人だ！

　両校以外で目立ったのは駒大苫小牧、関東一、龍谷大平安の3校だ。

　駒大苫小牧は伊藤大海投手と1番打者・伊藤優希を中心とした投打のバランスがよく取れ、関東一は羽毛田晶啓、田辺廉の投手陣を捕手の池田瞳夢がうまくリードし、打線は池田を中心に伊藤雅人、山口太誠で組むクリーンアップが強力で伝統を引き継いでいる。

　龍谷大平安は明治神宮大会前には優勝候補にも挙げられていた。1番徳本健太朗を突破口にしてクリーンアップへつなぐ打線のつながりは選抜でも話題になるはずだ。

　明治神宮大会不出場組では好左腕・田嶋大樹を擁する佐野日大、高浜祐仁、浅間大基などの強打で打ち勝つ野球が真骨頂の横浜、下級生右腕がマウンドを死守する近畿4強の履正社、伝統の強打が一段と凄みを増している近畿準Vの智弁和歌山、そして昨年夏の甲子園8強に導いたエースが残る明徳義塾の評価が高い。

　春は投手力を中心にしたディフェンス主体の学校が強いという過去の実績がある。ここに名前は出ていないが技巧派、とくに左腕の軟投派がいるチームは要注意と言ってもいいだろう。各校を支える好選手は以下の通りだ（学年は新学年）。

●投手
伊藤大海　（駒大苫小牧2年・右投左打・173／67）
佐藤駿　（八戸学院光星3年・右投右打・177／78）
田嶋大樹　（佐野日大3年・左投左打・180／73）
伊藤将司　（横浜3年・左投左打・176／73）
羽毛田晶啓　（関東一3年・右投右打・182／80）
田辺廉　（関東一2年・右投右打・173／69）
伊藤優輔　（小山台3年・右投右打・176／67）
田中空良　（豊川3年・右投左打・176／75）
今井重太朗　（三重3年・左投左打・174／61）
永谷暢章　（履正社2年・右投左打・185／79）
山岡就也　（広島新庄3年・左投左打・173／75）
柳川健大　（岩国3年・右投右打・184／70）
岸潤一郎　（明徳義塾3年・右投右打・175／72）
久保柊人　（沖縄尚学3年・右投右打・174／72）
山城大智　（沖縄尚学3年・右投右打・175／68）
伊波友和　（美里工3年・右投右打・178／73）

●捕手
池田瞳夢　（関東一3年・右投右打・174／76）
佐野友亮　（福知山成美3年・右投右打・174／66）
西山統麻　（智弁和歌山2年・右投右打・173／82）

●内野手
北條裕之　（八戸学院光星3年・右投右打・175／70）
伊藤雅人　（関東一2年・右投右打・176／75）
高浜祐仁　（横浜3年・右投右打・182／82）
川口凌　（横浜3年・右投左打・167／67）
池田貴将　（日本文理3年・右投右打・170／80）
河合泰聖　（龍谷大平安3年・左投左打・169／69）
岡本和真　（智弁学園3年・右投右打・183／95）
二十八智大　（岩国3年・右投左打・177／80）

●外野手
伊藤優希　（駒大苫小牧3年・右投右打・175／68）
浅間大基　（横浜3年・右投左打・182／72）
飯塚悟史　（日本文理3年・右投左打・185／76）
長野勇斗　（三重3年・右投左打・172／65）
徳本健太朗　（龍谷大平安3年・右投左打・177／68）
山本龍河　（智弁和歌山2年・右投左打・182／86）
山本卓弥　（神村学園2年・右投左打・183／78）
赤嶺謙　（沖縄尚学3年・右投右打・176／73）