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「英国フットボール記者協会」
元会長が語る日本人成功の鍵。
~『プレミアリーグの戦術と戦略』~ 

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posted2013/01/30 06:00

「英国フットボール記者協会」元会長が語る日本人成功の鍵。~『プレミアリーグの戦術と戦略』~<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

『プレミアリーグの戦術と戦略 日本人選手活躍の条件』 アレックス・モンゴメリー著 鈴木英寿訳 ベスト新書 800円+税

日本人プレミアリーガーは間違いなく増えていく!?

――とはいえ、現地イギリスメディアの香川評は決して芳しくありません。

「そんなもの、気にしちゃいけないよ(笑)。何十年と新聞メディアで働き、イングランドフットボールライターズ協会の会長まで務めた私が言うんだから、ちょっとは信用して欲しい」

――メディアと選手・監督についても、様々なエピソードが詰まっていますよね。

「出来る限り日本の読者に向けて興味深い話を盛り込んだ。それだけで一冊は書けるテーマだが、『日本人選手は通用するのか』と『プレミアリーグはなぜ世界一なのか』について考察する本だから、どの章も書きたりない部分はある。特に戦術面は。ただ、この一冊を読めばマニアックなファンでもプレミアリーグのことをより深く理解できると自負するよ」

――吉田についてはどう見ていますか。

「この本の執筆のために、サウサンプトン伝説の名将マクメネミーに話を聞いた。まだ吉田は数試合しかプレーしていなかったが、マクメネミーは吉田のリーダーシップを高く評価していた。空中戦の強さ、スピードへの対応もね。あのチームは攻撃面に課題がある。もっとアタック陣が奮闘すれば、吉田のフィードも生かされる、と思うのだが」

――香川、吉田、李忠成、宮市亮。今季は4人の日本人がプレミアにいます。この数は今後増えていくと思いますか?

「間違いない。スペインリーグは経済的に今後はもっと苦しくなるし、イタリアだってそうだ。本書でも書いたが、経営面でもプレミアは世界ナンバーワンのリーグなんだ。優れた日本人選手はもっとプレミアを目指すべきだろうし、それは十分に可能だと信じているよ」

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