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フットサルW杯に向けて視界は良好!
チームメイトが語る、カズの“初陣”。
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph byDaiju Kitamura/AFLO SPORT
posted2012/10/25 11:35
10代の一時期を過ごしたブラジルの国歌と君が代の両方を聞くことになったカズ。「ジーンと来ました。両方とも幸せな時間でした」とコメントした。
「あくまでも、11月1日以降が本番」
今春のAFCフットサル選手権を制したチームに、カズはプラスアルファをもたらす存在でなければならない。周囲が認める申し分のないスタートは、ある意味で当然のノルマである。
自らの使命を全身に刻む男は、だからこそすぐに気持ちを切り替えていた。3対3の引き分けはブラジル戦の連敗を「12」でストップするものだったが、W杯前の最後のテストマッチとなる27日のウクライナ戦(旭川)へ意識を注いでいた。
「ブラジルとはまったく違うタイプということだし、ブラジルと引き分けたあとなので、この次にどういうモチベーションで挑めるのかが大事になる。今日と同じように持っていかなきゃいけない。あくまでも、11月1日以降が本番ですから」
つかんだ手応えを、確信へと高めていくために。残り1試合となったテストマッチで、カズはさらなる進化を追い求めていく。「ウクライナ戦が大事」というのは、自分自身への叱咤でもある。