ポストタイプでは無いFWの場合の攻撃をどうするか？

――後半15分で4－0になり、それ以降点が入らなかったのは大迫が交代したのが影響した？

「そうですね。サコは真ん中でどっしり構えていて、そこに当てて展開するけど、永井君はサイドに流れたりするので真ん中でターゲットにできない。永井君に出すところで取られてカウンターを受けたりするシーンもありましたからね。だから、ポストタイプじゃない選手が入ったときどう攻撃の形を作るか。連係面も含めてそれは大きな課題ですね」

――それでも、つなぐサッカーはできた。自分たちのサッカーをやれば勝てるというのが明確になったのでは？

「多少は（笑）。でも、相手が相手ですから。マレーシアだったから自分たちのサッカーができて4点取れたのかもしれない。だから、次のバーレーン戦が重要ですね。バーレーン戦で自分たちのサッカーをしてどれだけ点が取れるのか。ボールの支配率も含めていい結果を出せれば、自分たちのサッカーが通じるのかなと思いますけど」

「将来的には海外でプレーしたいので自分をアピールする」

　14日のバーレーン戦は、ロンドン五輪最終予選の最終戦になる。引き分け以上の結果で5大会連続の五輪出場を決めることができる。

――バーレーン戦の展望は？

「個人的には、Ｊの開幕戦に出てコンディションを上げて代表に合流したい。チームとしては、大事なのは先制点ですね。前半の早い時間で取れれば自分たちのペースでやっていけばいいですけど、後半の最後まで0－0だと焦りが出てくるかもしれない。最悪0－0でもOKかもしれないですけど、シリア戦のように最後まで何が起こるかわからない。どの時間帯で先制点を取れるかというのが重要になると思います」

――自分にとって五輪とは？

「海外の試合を見ていてすごいなと思っている選手が五輪に出てくるわけじゃないですか。そういう選手と戦って、自分の通用する部分、しない部分を見極めたい。将来的には海外でプレーしたいので自分をアピールする場だと思います。サッカー人生で大きなポイントになるのは間違いないですね」

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