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【Podcast】「坂本花織選手のPCSはずば抜けている。でも…」GPファイナル・女子を野口美惠が展望する《史上最多日本人5人が出場…それぞれの「個性」とは?》

新プログラム「シカゴ」でも魅了する絶対女王・坂本花織を上回る選手は現れるか?
 長年フィギュアスケートを取材し、選手とも信頼関係が深いライター野口美恵さんをゲストに、取材の裏話やホットなトピックをマニアックに解説してもらうポッドキャスト番組「リンクの残響」。毎月、様々な角度からフィギュアスケートを掘り下げます。

 11月下旬で全6戦が終了したグランプリシリーズ。12月6日から開幕するグランプリファイナル女子には、史上最多の日本人選手5名が出場します。世界女王の坂本花織を筆頭に、樋口新葉、吉田陽菜、千葉百音、松生理乃各選手のそれぞれに違う魅力を掘り下げてもらい、彼女たちのライバルとなるアンバー・グレン選手について語ってもらいました。

「普段のスロースターター振りを考えたら、できあがっている印象ですね。とにかくPCS(演技構成点)が高すぎて、他の選手が勝ちようがないのかな、という感じになっています。ジャンプ3本分ぐらい差がありますから」

 坂本選手のここまでの演技を振り返り、野口さんも脱帽した様子です。世界選手権を3連覇して臨むシーズン。「女王」に見合う演技をしないといけないという大きなプレッシャーを背負い続けてなお進化していく姿は、さすがとしか言いようがありません。さらに今の採点基準では、ジャンプを2本失敗するとPCSが9点台に届かないため、スケーティングだけではなくジャンプもきっちりと揃えてくることが坂本選手の強さだと語ります。

 7年ぶりにグランプリファイナル出場を決めた樋口選手は、アメリカ大会とフランス大会という前半の試合の結果なこともあり、後半の激戦を勝ち抜いた選手とどのように渡り合えるか。吉田選手はトリプルアクセルがバチッと決まるかどうかに注目ですが、実は女子でトリプルアクセルに挑むことには、「旨味がない」といいます。その理由は…。

 千葉選手、松生選手はグランプリファイナル初出場。千葉選手は特にフィンランド大会、中国大会の激戦を勝ち抜いたところに「本番力がすごい」と野口さんは絶賛。「ザ・フィギュア」ともいえる滑り二注目です。松生選手は、山田満知子先生の教えを信じて、信じてここまできた選手。「やっと全部の歯車が合った感じ」と野口さん。ここまでエッジを倒すか?というほどのディープエッジにも注目です。

 そして25歳にしてトリプルアクセルを新たな武器として、フランス大会と中国大会を制したアンバー・グレン。彼女のすごさと、野口さんが受けた印象とは…。

話題はほかにも

・坂本選手の演技が「ショータイム」に見える理由
・トリプルアクセルを飛ぶ意義
・吉田陽菜vsアンバー・グレン?
・千葉選手は実は体育会系!
・「絞れてない」…坂本選手と中野コーチの関西ならではの表現

などなど、さまざまなテーマにわたりました。

 グランプリファイナルの前にポッドキャストをお聞きいただければ、より試合を深く楽しめること間違いなしです。

(11月26日収録)

 ポッドキャストをお聴きいただけるのはNumberPREMIER会員限定で、このページ下部でご視聴いただけます。

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photograph by Asami Enomoto

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