#1115
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「ユウキと一緒にワークアウトできれば最高」身長173cmでNBAで11年活躍…アイザイア・トーマスが共感する河村勇輝のスタイル「すぐにファンになったよ」

身長175cmながら11年以上、NBAでプレーしたトーマス
小さな身体でNBAを沸かせたこの男は、河村勇輝が目指すべき選手の1人だ。36歳の今もGリーグで情熱を燃やす彼に、小さな選手が生き抜く術を聞いた。(原題:[特別メッセージ]アイザイア・トーマス「できることがあれば、いつでも助けたい」)

“Swish!”ボールがリングに当たることなく、ネットの間をスパッと抜けた時の音を、アメリカではこう表現する。

 現在、Gリーグのソルトレイクシティー・スターズ(ユタ・ジャズ傘下)でプレーを続ける36歳のベテラン、アイザイア・トーマスは、身長175cmと小柄ながら、2011年のデビューから11年以上、NBAでプレーした。'16-'17シーズンには1試合平均28.9得点、5.9アシストを記録。ボストン・セルティックスのエースとしてこのシーズンの東カンファレンス決勝に導き、オールスターにも2度選出されるなど輝かしい経歴を持つ。

 トーマスのプレーには、「小さいから」という言い訳はない。大男達が前に立ちはだかろうとも、瞬時のタイミングを逃すことなくさらに低い体勢でドライブしてゴールへの道を切り開き、シュートを決め、パスを出す。ドリブルやステップを使って自らのスペースを作り、またはフリーになるスペースに移動してパスを得る。ポイントガードとして培った能力は仲間を活かす最大の武器で、守りでは小さいが故に鍛え抜いた体と強い精神力で相手に立ち向かう。そして、高い得点能力をもたらす抜群のシュート精度はまさに“Swish!”という響きがふさわしい。

「バスケットボールに関するすべてが大好きなんだ。小さい時からずっとNBA選手になることが夢で、どんなことがあろうとも、その気持ちが薄れることはなかった。今でもチャンスさえあれば、必ずNBAでできる」

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photograph by Salt Lake City Stars

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