かつて、アレン・アイバーソンは言った。
「大事なのは身体の大きさではない、ハートの大きさだ」
20年前の名言は、今も変わらぬ真理だ。アイバーソンよりも8cm低い、身長175cmのアイザイア・トーマス(ボストン・セルティックス)も、子供の頃からこの言葉に勇気づけられてきたという。
6年前、ドラフト最後の60位指名でぎりぎりNBAに滑り込んだトーマスは、その後、2度もトレードされながら、自らのスキルを磨き、単なるスコアラーから味方を率いて勝利に導けるリーダーへと成長した。今季平均28.9得点はリーグ3位。勝負強く、試合終盤の第4Qの得点(平均9.8点)はリーグ2位だった。セルティックスが東カンファレンス首位になった立役者であることは間違いない。周囲の評価もうなぎのぼりで、2年連続でオールスターに出場し、シーズン後にはオールNBAセカンドチームにも選ばれた。
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