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【インタビュー】「長谷部効果はめちゃめちゃあった」日本代表・森保一監督が明かす最終予選ロケットスタートの真相と10月シリーズ「セットプレーは前田コーチが…」
〈時間が欲しければ自分でつくればよい〉
19世紀のイギリス人作家チャールズ・バクストンの言葉である。
サッカー日本代表の活動は、言わば時間との戦いだ。欧州でプレーする選手がメンバーの大半を占めるなか、長距離移動の疲労や時差対策のコンディション調整を含めて限られた時間のなかで試合に向けた準備をしなければならない。
アジア最終予選の一発目が鬼門になることは3年前、オマーン代表に敗れたことからも明らかであった。9月は欧州のシーズン当初である一方、対戦相手はしっかりと対策をしてくる。今回の中国代表も約2週間の事前合宿を張ってきたという。かつ指揮官はオマーンを率いて日本を破ったブランコ・イバンコビッチだ。実力差はあれども、何やら嫌な雰囲気が漂っていたことは間違いない。
だが蓋を開けてみれば、徹頭徹尾の集中力を維持して7-0の圧勝だった。マナマに移動して中4日で臨んだバーレーン代表とのアウェイマッチも5-0と強さをまざまざと見せつけ、ロケットスタートを飾った。初戦において同組のライバルであるオーストラリア代表は敗れ、サウジアラビア代表はドロー発進。別組に目を移せば韓国代表も引き分けにとどまっている。いみじくもライバル国が証明した一発目の難しさを、日本はなぜ克服できたのか。2度目のアジア最終予選となる森保一監督に、マネジメントの内幕を明かしてもらった――。
チャーター機での移動で代表モードに切り替え、時間も確保。
指揮官は厳しい顔つきでスケジュールとにらめっこしていた。
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