サッカー日本代表が悲劇と歓喜を味わってきたカタールで、アジアカップが始まった。ドーハのピッチで選手として落胆し、その30年後、今度は指揮官として発奮した森保一監督に話を聞く機会をいただいた。
シコをふむように僕の正面に対峙した森保監督は「何を聞かれても大丈夫。どんどん“強烈質問シュート”を放ってください」との態勢。その姿に、初対面にもかかわらず、自然と僕の中に監督への信頼感が生まれた。僕が最も知りたかったのは、W杯からの快進撃の理由。特に点の取り方が半端ない日本代表は、何が変わったのだろうか？
「特にW杯の時と変わっていません。いくつか要素があると思いますけど、良い守備から良い攻撃へと繋げるサッカーを継続したメリットは出ているのかなと」
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photograph by Tamon Matsuzono
