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「柔らかさ、しなやかさが…」鳥谷敬が“高卒1年目”佐々木朗希に見た器の大きさとは?《ロッテが持った「確信の3年計画」》

2022/06/03
試合前にダッシュする鳥谷(左)とプロ1年目の佐々木朗希
ホップ、ステップの確かな足取りに、大ジャンプを予見していた。20歳下の怪物。夢膨らむその未来図は。(原題:[俺の佐々木朗希論 二]鳥谷敬「確信の3年計画」)

 昨シーズン限りで現役生活を終えた鳥谷敬は、自身のキャリアの最後の2年間を過ごしたロッテで怪物伝説の胎動期を目にしている。2020年、再起をかけた新天地で、ドラフト1位ルーキーとして注目を浴びていたのが佐々木朗希だった。

「開幕前の練習で佐々木投手がシートバッティングに登板したときに、後ろを守っていたんです。150km台のボールを投げてバッターにホームランされたんですが、その直後、ギアが替わった。パッと力を入れて162、3kmを涼しい顔で投げて抑えていました。そもそも高卒1年目である程度力をセーブしながら投げているピッチャーは稀ですし、そこからギアを上げて投げる、ということをできるのが凄い。ちょっとレベルが違うな、と感じました」

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photograph by NIKKAN SPORTS

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