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<“走る新刊”を読んで考える> ランナーは本に何を求めるか?

2015/04/07
体験談、技術論、ノンフィクション。
一口にランニング本といっても様々だ。
走ることと読むことの関係を探ってみた。

好評発売中のNumber Do『RUNの百貨店』より、
最近刊行された話題の書籍をピックアップした特集を公開します!

 いま本屋の棚を覗くと基本的なハウツー本から独特なメソッドを語る本まで、多種多様なランニング関連本が揃っている。

 村上春樹の『走ることについて語るときに僕の語ること』やクリストファー・マクドゥーガルの『BORN TO RUN』は世界的ベストセラーになり、ランナーのある種バイブルとして読まれている。

 2015年、何がホットなトピックなのだろうか。ここ半年で刊行された話題の7冊を読み、ランナーの欲求を探ってみた。

効率のいい練習法、コンディショニングカレンダー。

 大会が年々増え続ける昨今、フルマラソンを走ることは特別なことではなくなってきた。鈴木莉紗『1日10分も走れなかった私がフルマラソンで3時間を切るためにしたこと』は、ラン歴1年半でサブスリーを達成した著者が、“効率のいい練習法”をテーマにした1冊。サブスリーを目指すランナーはもちろん、初心者にもとても参考になる内容だ。例えば、フォームの改善ポイントが5つあげられ、簡単な筋トレ方法やストレッチについても写真とイラスト付きで丁寧に解説されているのがわかりやすい。

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photograph by Asami Enomoto

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