著者プロフィール

中村計Kei Nakamura
1973年千葉県出身。ノンフィクションライター。某スポーツ紙を経て独立。『Number』(文藝春秋)、『スポルティーバ』(集英社)などで執筆。『甲子園が割れた日 松井秀喜の5連続敬遠の真実』(新潮社)で第18回(2007年度)ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。他に『佐賀北の夏』(ヴィレッジブックス)、共著に『早実vs.駒大苫小牧』(朝日新書)などがある。『雪合戦マガジン』の編集長も務める。趣味は、落語鑑賞と、バイクと、競艇。

野ボール横丁
甲子園51本塁打のバットを全調査。
藤原恭大はミズノ、根尾昂はZETT。
この夏の甲子園、100回大会ということでヒートアップしていたのは用具メーカーも同じである。金属バットの音を聞いただけでメー… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/09/05

野ボール横丁
金足農の優勝条件は吉田輝星だった。
直球にかけた希望と、限界の到来。
6回表のマウンドに、決勝の主役候補の姿はもうなかった。大阪桐蔭を相手に、5回12失点。この夏、初めてマウンドを譲った金足農の… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/21

野ボール横丁
「近寄るな」だった吉田輝星の変貌。
仲間のミスでも決勝進出でも冷静に。
ファーストがいない。2-1と1点リードで迎えた9回裏。金足農のエース吉田輝星は、日大三の7番・飯村昇大を高いバウンドのピッチ… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/20

オリンピックPRESS
水球女子代表問題とは何だったのか。
大本監督がSNSで伝えたかった本意。
「水球女子日本代表」問題は、どこへ消えたのか。6月下旬、水球女子日本代表の合宿が途中で打ち切られるという前代未聞の「事件… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/20

野ボール横丁
大阪桐蔭の6番が「自分は底辺」。
禁止のはずのヘッスラに真髄を見た。
異様なプレーに映った。大阪桐蔭は3-2の1点リードで迎えた6回表、3四死球でつかんだチャンスに3連続タイムリーが出て、浦和学院… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/18

野ボール横丁
吉田輝星はストレートだけじゃない。
横浜を倒した駆け引きと変化球。
剛速球だけではない。次から次へと新しい引き出しを見せてくれる。金足農業のエース吉田輝星は、3回戦の横浜戦、甲子園では初め… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/17

野ボール横丁
「最低の日」に仕事をする存在感が
報徳学園・小園海斗の非凡さだ。
水の中に落ちた一滴のインクのように、小さなミスは一瞬の間に大きなチャンスに広がった。 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/16

野ボール横丁
創志学園・西純矢の雄叫びと本性。
審判と戦い、知った甲子園の怖さ。
疲労と困惑が入り交じった表情で、初回を投げ終えたときのシーンを振り返った。「ベンチに戻る途中に主審に『(マウンドで)必要… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/15

野ボール横丁
「普通にやれば、150は出る」
金足農・吉田輝星の全力投球宣言。
8回裏、金足農業のエース吉田輝星は、ストレートの「3速ギア」をトップに入れた。「あそこは全開で、3者連続三振を取りに行くく… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/14

野ボール横丁
完敗こそすれ、全力投球の充実感アリ。
沖学園・石橋幹、1イニング分の成長。
壁を突き抜けた男の表情だった。4回裏、大阪桐蔭の4番・藤原恭大にタイムリー二塁打を打たれたときも、沖学園の先発・石橋幹は笑… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/13

野ボール横丁
二松学舎の1年生山田将義は図太い。
「1人だけ違う方向を向くのが捕手」
黒目勝ちな目と濃い眉に、意志の強さを感じさせる。二松学舎の正捕手、山田将義は、とても1年生には見えないほど堂々とプレーし… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/12

野ボール横丁
明石商・田渕翔は笑って夏を終えた。
「僕が泣いても仕方ないんで」
最後のバッターになっても笑っていた。「僕が泣いても仕方ないんで」 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/11

野ボール横丁
「10点取られても打ち合いなら」
折尾愛真の想定を越えた日大三打線。
破格の心構えだった。「10点は覚悟していたので」初出場の折尾愛真の1番・長野匠馬は、強打の日大三を相手に迎え、そう思ったと… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/10

野ボール横丁
代打で6打数6安打、父は元プロ。
横浜高・度会隆輝の「おまじない」。
成就率100%の「おまじない」だ。「自分ならできるって、気の済むまで言い聞かせてます」 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/09

野ボール横丁
ストレートの伸びがまるで漫画!
金足農・吉田輝星に鹿実打線が驚嘆。
「ワンバンするぐらいのボールがストライクになった」まるで漫画の中のセリフのような感想をもらしたのは、2三振を喫した鹿児島… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/08

野ボール横丁
智辯和歌山を抑えた「4本の矢」。
近江・多賀監督は継投マスター。
2本が3本になり、3本が4本になった。「大博打でいきました」近江の多賀章仁監督は、試合後、気持ちを高ぶらせながら振り返った。 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/07

野ボール横丁
高知商が選手に施した「洗脳」。
明徳義塾撃破を胸に、甲子園優勝へ。
この夏、高知商にとって最大の敵は「苦手意識」だった。大会2日目、第1試合。高知商は山梨学院との壮絶な打撃戦を制し、14-12の… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/08/06

ゴルフPRESS
63歳中嶋常幸のメジャー卒業宣言と
ジャンボへの遺言「棄権はいけない」。
記者が待つ取材エリアにやってきた中嶋常幸は、膝をカクンと折ってバックボードに後頭部を打ち付けるような仕草を見せ、報道陣を… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/06/07

野ボール横丁
大阪桐蔭は選手の進学先を調査する。
監督は大学の補強ポイントまで把握。
先日、東京六大学リーグの開幕日に6人もの大阪桐蔭出身の選手が試合に出場し、スポーツニッポンは「大阪桐蔭祭り」というタイト… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/05/09

ゴルフPRESS
ジャンボ尾崎の誰とも違う生き方。
永久シード権と「プロとして適切」。
わずかだが語気を荒げた。「そういう風に見るんだ?」尾崎直道は、中日クラウンズの大会2日目、前半9ホールを終えたところで体調… 続きを読む
中村計Kei Nakamura
2018/05/02