2024年M-1・連続インタビューBACK NUMBER
「あの瞬間、相方をリアルに殺そうと思いました」M-1本番でまさかのアクシデント…11歳差コンビ、ジョックロックが語る履歴書「ボクは4回解散しています」
posted2025/03/09 11:01

結成2年半でM-1決勝初出場となったジョックロック。福本ユウショウ(ツッコミ、ネタ作り担当、左)とゆうじろー(ボケ担当)
text by

中村計Kei Nakamura
photograph by
Tadashi Hosoda
結成わずか2年半でM-1決勝に出場したジョックロックのNumberWebインタビュー。決勝当時、37歳と26歳という11歳“年の差”コンビ。「あの瞬間、リアルに殺そうと思いました」M-1本番中、まさかのアクシデントとは? 【全3回の中編/前編、後編も公開中】
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「オレらも7番目やったら、バッテリィズくらいウケてた」
――6番目という順番はどうでしたか。
福本 そろそろ出たいな、というところで順番が回ってきて、よっしゃという感じではあったんですよ。
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ゆうじろー でも、1つ早かったな。
福本 7番手のバッテリィズさんがめっちゃウケてたから? 俺らも7番やったら、あれくらいウケてたなということ?
ゆうじろー そう。
福本 単純過ぎるやろ、考え方が!
――初出場だと、せり上がりの扉が開いた瞬間、頭が真っ白になったという話も聞きますけど2人は大丈夫でしたか?
ゆうじろー 舐められたらダメなんで、落ち着いて堂々と出て行こう、と。
福本 謎の2人、ダークホースみたいな感じで言われていたので、直立不動で上がっていって、無表情のまま出て行こうって決めてたんです。なのに、後から映像で確認したら、こいつが「うわーっ!」とか言っていて。台無しや。
ゆうじろー ちょっと耐えられんかったです。音のでかさと、目の前のお客さんに興奮してもうて。お客さんの目がキラキラしていて、錯覚なんですけど、スタンディングで迎えてくれているように見えたんです。やっぱ、カッコつけれないです、あそこでは。
「あの瞬間、リアルに殺そうと思いました」
――今大会はずっと盛り上がりが続いていたので、やりやすかったのではないですか。
ゆうじろー 盛り上がり過ぎていて、セリフがちょっと飛んでしまいました。あんだけ体に染み込ませたのに……。