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「カガワは進歩した」「ホンダはポリバレントだが」オシムが生前に語った本田圭佑&香川真司“ホンネ評価”「完全なエゴイストにしないために…」
posted2026/08/10 17:01
2010年代の日本代表を引っ張り続けた本田圭佑と香川真司。オシムが当時語っていた率直な評価とは
text by

田村修一Shuichi Tamura
photograph by
Takuya Sugiyama
オシムが独自の視点から、さまざまなテーマを論じる「オシムの眼」。記念すべき第1回は、かたやアジアカップ優勝の日本代表の中心であり、かたやドイツ・ブンデスリーガの首位を独走するボルシア・ドルトムントの中心である、本田圭佑と香川真司。ともに日本を代表する存在でありながら、プレースタイルも性格も異なるふたりを、オシムはどう見ているのだろうか。(※本記事は2011年3月配信の第1回、第2回から再構成しています)
カガワとホンダ…大きな違いが
香川と本田、ふたりには大きな違いがある。
香川はドイツで本当に進歩した。まずフィジカル、それから勇気をもって戦いにもひるまない。消えることなくボールに絡もうとする。ボールコントロールのスキルにも優れ、すべてがポジティブだ。ゴール前でも恐れることなく機動力もあるから、相手が彼をコントロールするのは容易ではない。
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彼がボールを持ったとき、相手は常に危険な状態になる。常にアイディアを持って多彩なプレーを見せるからだ。味方と見事なコンビネーションーーワンツーもそうだし、小さなスペースに効果的なパスを出す。難しいプレーで、まるでバルセロナのようだ。
彼のプレーはとても短く速い。しかも的確だ。小さなスペースで、素晴らしいコンビネーションを発揮する。彼のような選手があと何人か日本代表にいたらと、私は心から思う。
カガワはホンダより機動力がある
ドルトムントのプレースタイルは、バルセロナやアーセナルに通じる。そして香川自身も、そのふたつのチームのスタイルに合った選手だ。
どちらのスタイルも、常に選手が動いてボールが動く。選手たちはワンタッチでパスを回し、様々なアイディアに溢れている。あるいは予想できないようなキックだ。彼らのプレーには常に驚きがある。パスもシュートも。本能的なプレーともいえる。

