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「身近な、応援してくれる人にお叱りを受けては…」フォルティウス近江谷杏菜はなぜ“カーリングしながら会社員”なのか「PCをカタカタしています」
posted2026/06/10 17:02
text by

石川仁美(Number編集部)Hitomi Ishikawa
photograph by
Tsutomu Kishimoto/JMPA
2010年バンクーバー五輪から16年、近江谷杏菜はカーリング女子日本代表として、ミラノ・コルティナ五輪の舞台に立った。
そんな彼女は会社員としての顔も持ちながら、なぜ競技を続けられるのか。「気力は無限じゃない」と静かに語りながらも、夢を追い続けることの尊さやチームで戦うことの意味、そして今後のキャリアについて率直に語ってくれた。
足りなかった“大会をものにする力”
――ミラノ・コルティナ大会は、近江谷選手にとって2度目のオリンピックでした。
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「2010年のバンクーバーから時間がすごく経っているので、比較できるぐらい記憶が残っているのか怪しいのですが(笑)、今回は自分が世界のトップ選手だという自覚がありました。そういう意味では自分の力試しやトップチームの中で勝ち残っていくことへの挑戦という位置づけの大会だったのかなと思います」
――ミラノオリンピックで印象に残っている試合は。
「スイス戦です。ベストの力を出せば世界の1位にも2位にも3位にも勝てるということをしっかり確認できました。トップレベルの技術や体力、戦術を構築してきた自信はあったのですが結果はついてこなくて……。感情が揺れ動きやすい環境の中で、メンバー同士どうサポートし合うとか、個々の変化に気づくとかそういうところが勝敗の差になったのかなと感じています。私のコンディションが万全ではないこともあり、全力でプレーするのが難しかったのですが、その中でもしっかり結果を残すのが世界トップの選手なんですよね。そういう意味では、私たちは大会をものにする力が足りなかったのかなと感じています」
――メダリストチームのすばらしさや自分たちとの差をどのような点に感じましたか。
「金メダルを獲ったスウェーデンは、体からエネルギーが湧きあがってくるようなパワフルさに加えて、大会を楽しんでいる雰囲気がありました。今考えると、自分たちは昨年からギリギリの戦いを続けてきたので、少しエナジーが不足していた部分があったのかもしれません。銅メダルのカナダは3連敗して負けられない状況だったにも関わらず、その後は勝ち続けていてさすがでした」
楽しんで前向きにギリギリのところを
――チームにとってオリンピックまでの道のりはどのようなものでしたか。

