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五輪女子カーリング舞台裏「ストレスがかかってしまった」吉村紗也香らが明かす…“今までOKだった”突然のルール適用がフォルティウスを苦しめていた
posted2026/06/10 17:00
カーリング女子日本代表として五輪で悔しい思いを味わったフォルティウス。その舞台裏とは
text by

石川仁美(Number編集部)Hitomi Ishikawa
photograph by
Tsutomu Kishimoto/JMPA
6月7日に開幕したカーリング日本選手権女子、初戦に臨んだフォルティウスのスキップ吉村紗也香は札幌国際大に12-4で勝利後、このように語った。
「大切な初戦、霜が多いコンディションだったのでシンプルなショット、展開を心がけました。オリンピックは悔しい結果でしたが、メンタル、体力ともにリフレッシュしてチームで練習してきました。今季最後の大会は強い姿をお見せするためにギアを入れていきます」
悔しい敗戦の裏に潜んでいた「魔物」
ミラノ・コルティナ五輪でのカーリング女子日本代表・フォルティウスの成績は2勝7敗で8位。1次リーグ敗退という悔いの残る結果だった。チームとしては2014年ソチぶり、スキップの吉村紗也香とサードの小谷優奈、リザーブの小林未奈にとっては初めてのオリンピック。万全な状態で臨んだつもりだったが、そこには予期せぬ出来事が待っていて――。
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フォルティウスのリズムを崩した「魔物」とは何だったのか。
ミラノ・コルティナ五輪で女子日本代表・フォルティウスの五輪最後の試合となった中国戦後。テレビの向こうでサードの小野寺佳歩が「“本来の私たちはこんなんじゃないぞ”っていう気持ちで……」と話していた。それを見て「その通りだな」と思った。そして、なぜフォルティウスは2勝7敗とこんなにも負けこんでしまったのかとも思った。1次リーグを通過できなかったとしても、グランドスラムに出場したチームなのだからもう少し頑張れたのではないか――。そんな思いが拭えなかった。
「声が届かない」狂った歯車と焦り
なぜ、フォルティウスはオリンピックで実力を出せなかったのか。その問いを投げかけると、スキップの吉村紗也香からこんな答えが返ってきた。
「どんな大会でもしっかりと準備したうえで臨んでいますし、オリンピックも万全な状態でした。ただ、大会を終えて改めて考えたらコミュニケーションという部分で準備が足りていなかったのだなと思いました。オリンピックならではの声援の厚さでチームメイトの声が聞き取りにくいこともあってコミュニケーションが噛み合わなくなってしまって。いつも以上に頑張らなくてはいけない、ストレスがかかってしまっていました」
そして、こう続けた。

