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「学業や仕事、結婚、出産などで…」「競技をあきらめなくていい環境を」フォルティウス船山弓枝コーチが描く日本カーリング界の未来図とは
posted2026/06/10 17:05
ミラノ・コルティナ五輪で様々な経験をしたフォルティウス。船山弓枝コーチの目にはどう映ったか
text by

石川仁美(Number編集部)Hitomi Ishikawa
photograph by
Tsutomu Kishimoto/JMPA
カーリング女子日本代表、選手として3度のオリンピックを経験した船山弓枝氏が、コーチとしてミラノ・コルティナ五輪に挑んだ。目標のメダルには届かなかったが、その戦いは決して敗北だけを意味しない。スイス戦前夜のチームミーティングで生まれた本音、5連敗から掴んだ中国戦涙の勝利、そしてコーチボックスで肩を並べた盟友との再会――。「経験を糧に、選手と一緒に成長していきたい」と語る彼女の言葉には、カーリング界の未来を切り拓こうとする強い意志が宿っている。
スイス戦前、吉村が気持ちを正直に話してくれました
――選手としては3度出場されていますが、コーチとして初めてのオリンピックでした。
「私たちはオリンピックで金メダルを獲得するという目標を決めて、この4年間走りつづけてきました。オリンピックの舞台に立てたのは、チームの功績だと思います。成績という点では目標に至らなかったんですけれども、オリンピックでしか成し遂げられない経験、たくさんの収穫を得て帰ってくることができました。ただ、コーチとしては初めてのオリンピックだったので、もっとチームをまとめられたらよかったという思いがあります。選手のときはチームと自分を良い状態に持っていくことに焦点を合わせていましたが、コーチとなると、選手の状態を把握しつつ、スタッフと連係してチームをまとめていく。そこで自分の経験値の少なさで選手に不安を与えてしまったのかなと思う部分はありました。経験をしっかりと積み重ねて、勉強をしていきながら、選手と一緒に成長していけたらなと思います」
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――オリンピックは悔しい結果となりました。印象に残っている場面はありますか。
「一番いい話し合いができたなと感じるのが、スイス戦の前ですね。チーム全員で話をする中で、吉村が自分の気持ちを正直に話してくれました。そこで共有できたことで前向きな気持ちで試合に臨めたので、すごく印象的に残っています」
やはり重要なのはアイスリーディング
――フォルティウスのオリンピックの戦いは紙一重の試合も多く、敗戦という結果以上の力を感じさせる場面も多かったように思います。

