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「ザイオンもトミ(冨安健洋)も体の厚みが」日本代表GK鈴木彩艶はW杯次第でメガクラブ移籍か…「後藤啓介はまだ細いけど」STVV日本人CEOがズバリ
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佐藤景Kei Sato
photograph byJFA/AFLO
posted2026/05/10 11:04
冨安健洋と鈴木彩艶。ベルギー経由で世界的にも評価されるDFとGKが生まれたことは、日本サッカーの真価の証ともいえる
「シーズンを通してプレーすることはやはり大きい。しかもここでは守備機会も多いですから。STVVでプレーすることで彩艶は大きく成長すると思っていました」
STVVを巣立った2024年夏からさらに進化を遂げた彩艶は、その動向にヨーロッパの移籍市場を賑わすGKになった。
後藤啓介も磐田でレギュラーではなかった
シーズンを通してプレーすることが重要という点では2025−26シーズン、期限付き移籍で加わった後藤啓介もその体現者となった。アンデルレヒトで不遇をかこっていたFWはSTVVで自らの才能を解放した。
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「はっきり言いますが、啓介も日本にいるときは完全なレギュラーではありませんでした。先日面談した際、彼自身も『フルタイムで1シーズン出たことがない』と話していました。ジュビロ磐田ではスーパーサブ、アンデルレヒトではサブチームが主戦場で、トップチームでは控えに甘んじていた。つまり、チームの中心としてシーズンを戦い抜く経験が欠けていたわけです。しかし、ここではその座を自ら勝ち取り、試合に出続けることで劇的な成長を遂げている。いまチームにいる山本理仁にしてもそうですが、ここでキャリアハイを積み上げていける環境を作れていることは、我々にとっても大きな喜びです」
啓介はまだまだ細い。彩艶とトミは厚みがすごい
後藤はプレーオフ1第5節終了時点でキャリアハイとなる11ゴール7アシストを記録している。磐田時代の2023年にJ2で33試合に出場し、7ゴールを挙げているが、先発はわずか7試合。その立場はスーパーサブだった。2023—2024シーズンにベルギーのアンデルレヒトに移籍したものの、主戦場はセカンドチーム。トップチームデビューは翌シーズンの2025年1月まで待たねばならず、ヨーロッパリーグのホッフェンハイム戦で途中出場からゴールを奪ったが、序列を覆すには至らなかった。
出場機会を求めて心機一転、今シーズンからSTVVに加わると、自らの価値を示し、日本代表にも昨年11月に初招集された。そして今、北中米W杯のメンバー入りを争うまでに成長を遂げている。

