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大谷翔平でも鈴木誠也でもなく…“人気1位”は柳田悠岐だった!「イチローと高橋由伸が2位」26年前→今、高校球児“好きなプロ野球選手”を比較した結果
posted2026/04/06 17:00
高校球児の選ぶ「好きなプロ野球選手」ランキングを検証する。写真はソフトバンク柳田悠岐
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Nanae Suzuki
今春の甲子園に出場した球児が選んだ「好きなプロ野球選手」の頂点に立ったのは、37歳のソフトバンク外野手だった。
『センバツ2026 第98回選抜高校野球大会完全ガイド』(週刊ベースボール別冊春季号)に掲載された全638選手のアンケート結果を集計した(複数回答は全てカウント)。その結果は、1位は33票で柳田悠岐(ソフトバンク)、2位は32票で今宮健太(ソフトバンク)、3位は30票で大谷翔平(ドジャース)という結果になった。坂本勇人が24票で4位、鈴木誠也が23票で5位に続く。
球児は「ファン目線」ではなく「自分の参考になるかどうか」で好きな選手を選ぶ傾向がある。規格外の大谷に加えて、メジャーで日本人3人目の30本・100打点を記録した鈴木誠也は、「手の届かない存在」と認識されるほど偉大になってしまったのかもしれない。
柳田と今宮がトップ2に輝いた理由
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意外に映るのは、柳田が昨年20試合、今宮が46試合にしか出場していないという事実だ。にもかかわらず2人がトップに立った背景には、2025年の日本シリーズでの鮮烈な活躍がある。
1勝1敗で迎えた第3戦の6回、今宮は同点打になりそうな打球を背走しながらジャンピングキャッチで阻止した。王手で迎えた第5戦の8回、柳田はシーズン50試合連続無失点の石井大智から起死回生の同点2ランを放ち、ソフトバンクの5年ぶりの日本一へとつなげた。完全アウェーの甲子園で輝いた2人の姿が、球児の記憶に深く刻まれた。
さらに、今大会のセンバツ球児は2008~09年度生まれ。彼らが野球を始めたと思われる小学校低学年の頃(2015~17年)、柳田はトリプルスリーを達成し、今宮はゴールデングラブ賞を獲得していた。幼い頃に好きになった選手が、日本シリーズという大舞台で再び輝きを放った──当時の感情がよみがえったのだろう。
2000年の順位は?
26年前、2000年春のセンバツ球児が選んだ好きなプロ野球選手は様相が異なった。2位タイは26歳のイチローと24歳の高橋由伸(各35票)。5位には19歳の松坂大輔が入り、ベストテンの主役は20代だった。
今回のベスト5は全員が30代であり、37歳が2人いる。「新しいスターが育っていない」という見方もできる。
高校野球の部員数は2014年の約17万人をピークに減少し、2025年には約12万5000人まで落ち込んだ。総数が減れば、スターが生まれる確率も下がる。加えて、トレーニング理論の発達とデータ分析の進歩が、ベテランの全盛期を長くし、若手の台頭の余地を狭めているという側面もある。
そうした状況下で8位タイに滑り込んだ23歳の若手がいる。高校球児から不動の人気を集める今宮に対し「ポスト今宮」最有力候補として浮上した、ある日本人選手とは? 気になるランキングの全結果と、ライター・岡野誠氏による分析は本編で詳しく書かれている。
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この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。
