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「選手として良くなったのかはわからない」今季プレミア“0ゴール”の鎌田大地…なぜ英国アナリストは評価するのか「どうやってこんな選手が育ったんだ?」
posted2026/05/22 17:06
5月17日ブレントフォード戦、ウォートンのゴールを喜ぶ鎌田大地
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田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph by
Getty Images
クリスタル・パレスのMF鎌田大地が、北中米W杯を戦う日本代表の最終メンバーに順当に名を連ねた。
鎌田にとって、キャリア2度目のW杯。29歳で迎える今大会では、日本代表の中心選手として期待が高まっている。
その期待感の裏付けとなっているのが、所属先であるクリスタル・パレスでの好調ぶりだ。今季で在籍2年目。フランクフルト時代の恩師でもあるオリバー・グラスナー監督の下、世界最高峰の舞台で確かな存在感を放っている。
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主戦場は、3−4−2−1の中盤中央、セントラルMFだ。低い位置で守備のバランスを取りつつ、チャンスと見れば前線まで駆け上がって攻撃にも絡む。派手な数字だけでは測れないが、攻守のバランスを整えながら、チームを機能させる役割を担っている。
5月17日に行われたブレントフォード対クリスタル・パレス戦でも、鎌田は随所に効果的なプレーを見せた。
その象徴が、後半7分の場面だ。相手の寄せを受けて倒されながらも、粘って味方にパスをつなげる。そこから、セントラルMFでコンビを組むアダム・ウォートンのミドルシュートによるゴールが生まれた。
では、プレミアリーグの分析官たちは、鎌田をどう見ているのか。
「どうやってこういう選手が育ったんだ?」
「エバートンのアナリストと話をしましたが、鎌田のプレーにかなり強い衝撃を受けていました」
そう証言するのは、イングランド・プレミアリーグのエバートンでU-18チームのパフォーマンス・アナリストを務める芝本悠馬である。
芝本はサウス・ウェールズ大学でフットボールコーチング&パフォーマンスを学び、在学中からウェールズ代表やカーディフ・シティで分析業務を経験。ユース年代を中心に実績を重ね、2025年夏にエバートンへ加わった。
その芝本が、エバートン対クリスタル・パレスの試合をクラブのアナリストとともに観戦したという。
「セントラルMFとして、あらゆるプレーを正確にこなしていたので、驚いていました。鎌田選手はサイドに流れてパスを受けることもできるし、トップ下、いわゆるシャドーの位置でもプレーできる。

