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「76年前はリーグ優勝&日本一に」ロッテのルーキー毛利海大が開幕白星…母はかつて西武系列勤務「実はライオンズの試合経過アナウンスも」快挙の舞台裏
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梶原紀章(千葉ロッテ広報)Noriaki Kajiwara
photograph byChiba Lotte Marines
posted2026/03/31 11:02
新人ながら開幕白星を挙げた毛利はサブロー監督と記念撮影
西武・小島大河との縁
ライオンズにはもう一つ縁がある。明治大学にバッテリーを組み同じく昨年のドラフトでプロ入りした小島大河捕手が在籍している。2人は高校3年春の選抜でも準々決勝で対戦している。東海大相模(小島)対福岡大大濠(毛利)。2番手として登板した毛利は「確か打たれたと思う」と記憶を遡る。試合に敗れ、東海大相模が優勝する。だから大学で再会した時は「ああ、優勝した東海大相模のあの選手か」という印象があった。
大学1年時はお互い控え。2年時に小島が試合に出るようになる。毛利は3年から投げるようになった。バッテリーを組む時は事前に入念な打ち合わせを行った。様々なデータを元にゲームプランを話し合い、結果を出していくスタイルだった。
「大学野球は色々と細かいデータを出してくれるので、どう攻めていくか。いつも2人で話をして、打ち合わせしながらやっていた。だから自分の持ち味を全部、知っているなかでの対戦。色々と手の内は分かっているだろうなあと思いながら投げました」
プロ初ヒットを献上「ちょっと悔しい」
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大学時代の女房役は「頼もしい存在だった」という。
「リードも強気というか、インコースをガンガン続けたりとか……」
結果的に小島にプロ初ヒットを献上した。試合には勝利したものの「彼の記録に自分の名前が刻まれたのはちょっと悔しい」と苦笑した。
新人を開幕戦に大抜擢するサブロー監督の采配は見事に的中した。2月の都城キャンプから腕を思い切り振るピッチングをする若者に「投げっぷりがいい」と惚れ込んでいた。また、どの球種でもストライクを取れるスタイルもプロ向きだと考えた。


