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種市篤暉だけじゃない…WBCで「世界に見つかった」日本代表選手とは? 元代表スコアラーが挙げた“意外な名前”「特にアメリカは希少性を好むので…」
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酒井俊作Shunsaku Sakai
photograph byHideki Sugiyama
posted2026/03/24 11:03
力のある直球と落差のあるフォークを武器にWBCで評価を上げた種市篤暉。実は他にもMLBスカウトの目に留まった選手が?
種市はこれまでもメジャーへの関心を隠しておらず、そのことはスカウトたちの耳にも入っている。まして、メジャーにはフォークの使い手が少なく、より評価を高めたことだろう。
ベネズエラ戦では、2イニング目に入った土壇場の8回、みずからの二塁牽制悪送球で致命的な1点を失った。悔しさを味わう結末になったが、それでも「種市のフォーク」が鮮烈なイメージを与えたのは間違いない。23年大会の決勝に先発した今永昇太は150km超の速球が高く評価されてカブス入りに繋がった。WBCは実力を推し量るうえで格好の舞台なのだ。
もうひとりの「世界に見つかった」投手は?
それにしても、志田は意味深なことを言う。
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世界に見つかってしまったのが「いろいろ」いるという。
他にもまだだれか、特筆すべき選手がいるというのか。そう話題を戻すと、こう明かした。
「大勢選手なんです。私がいま、取得できるデータの範囲内での話にはなるのですが、エクステンションの値が1次ラウンド期間、アメリカでの試合もふくめてトップでした」
日本野球機構公認のアプリ「NPB+」によると、投手プレートからどれだけ遠くでボールを離したかを示すエクステンションの平均値において、大勢が1位となる2m35cmをマークした。トップクラスが2m前後だというから、大勢の「球持ちの良さ」には特筆すべきものがある。
ただただ感心していると、志田はクギを刺してきた。
「誤解していただきたくないのは、長いからいい、短いからダメということではありません。要するに、平均からどれぐらい外れているかが大事です。2m35cmはだいぶ前ですよ、という話ですね」

