侍ジャパンPRESSBACK NUMBER
種市篤暉だけじゃない…WBCで「世界に見つかった」日本代表選手とは? 元代表スコアラーが挙げた“意外な名前”「特にアメリカは希少性を好むので…」
posted2026/03/24 11:03
力のある直球と落差のあるフォークを武器にWBCで評価を上げた種市篤暉。実は他にもMLBスカウトの目に留まった選手が?
text by

酒井俊作Shunsaku Sakai
photograph by
Hideki Sugiyama
早すぎた侍ジャパンの敗退。一方で今大会の日本チームはこれまでの日本野球とは一線を画すチームカラーも見せていた。元代表スコアラーが語った「井端野球の真相」とは。《NumberWebレポート全3回の3回目/最初から読む》
2月、宮崎で侍ジャパンの強化合宿がはじまった頃、メディアの面々がキーボードで「TA」「NE」と打ちこむことはほとんどなかった。だが、WBCが進むにつれて、様相が変わっていく。
種市篤暉が一躍、脚光を浴びたのは1次ラウンド第2戦の韓国戦である。
5-5で迎えた7回表に登板。先頭の金慧成に155kmの高め速球で空を切らせると、金倒永には連投するフォークをまともに当てさせず、最後も146kmを落としてまたも空振り三振。ジャーメイ・ジョーンズもフォークで3者連続空振り三振に仕留めると、雄たけびをあげた。この快投がチームに勢いを生み、直後の攻撃で3点を勝ち越し、種市は勝利の立役者になった。
ADVERTISEMENT
驚きだったのは、翌日のオーストラリア戦で連投したことである。今度は逆転した直後、8回表のマウンドに上がり、またも2三振を奪う快投で勝利への流れを引き寄せた。
「世界に見つかった」種市という投手
それは、井端が試合後、「昨日と今日でどう違うかをみたんですけど、昨日と変わらないボールを投げていましたし、切れは抜群だった」と話したように、強敵がひしめくアメリカでの決勝ラウンドを見据えた布石であることは明白だった。
2017年のWBCで日本代表のスコアラーを務めた志田宗大は、不敵な笑みを浮かべて言う。
「なんか、いろいろ世界に見つかっちゃいましたよね」

