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オリンピックへの道BACK NUMBER
「子どもが産めなくなる」と蔑まれた過去も…スキージャンプ女子を花形種目にした、高梨沙羅29歳と伊藤有希31歳の“本当の功績”「ジャンプで感謝を示したい」
text by

松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byTsutomu Kishimoto/JMPA
posted2026/02/17 11:00
ミラノ・コルティナ五輪女子NHで銅メダルを獲得した丸山希を称える高梨沙羅と伊藤有希
「支えてくれる皆さんのおかげで今の自分があると思います」
それは「家族であったり、コーチであったり、先輩であったり、応援してくれる人たち」である。さらには「例えば」と、こんな話もした。
「ジャンプ台を作るにも、たくさんの人が朝早くから来て作ってくれているから飛べるんですね。それを考えると感謝せざるを得ないというか、感謝せずにいられないです。いつからそう思うようになったか覚えていないけれど、自分もジャンプ台の整備を経験したことがあります。どれだけ大変なのか、知っているのでそう感じるようになりました」
ジャンプへの愛と感謝が、2人の共通項だった
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そして「女子ジャンプの歴史を築いてくれた先輩の方々や支えてくれる方々に、ジャンプで感謝を示したいです」と語ってもいた。
むろん、2人とも、ジャンプが好きで、いいジャンプがしたい、もっと飛びたいという自身の気持ちが根幹にはあった。加えて、「感謝」が共通してあった。お互いに、その気持ちを抱いていることを知り、共有してきた2人だった。
感謝をいちばん伝えられる舞台は何か。それはオリンピックにほかならなかった。《つづく》

