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「2度とやらないでほしい」わずか1カ月前に日本選手が巻き込まれた“進路妨害”「失格しても、相手を巻き込んだ事実は残る」スピードスケート“被害者の怒り”

posted2026/02/15 11:01

 
「2度とやらないでほしい」わずか1カ月前に日本選手が巻き込まれた“進路妨害”「失格しても、相手を巻き込んだ事実は残る」スピードスケート“被害者の怒り”<Number Web> photograph by Asami Enomoto/JMPA

ミラノ五輪スピードスケート男子1000mで進路妨害を受け、思わず頭を抱えたオランダのベンネマルス

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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日本選手団がメダルラッシュを見せているミラノ・コルティナ五輪。しかし熱戦が続く裏で、今大会では“物議を呼ぶ事象”も発生している。スピードスケート男子1000mで起きた中国選手による進路妨害は、大会に深い遺恨を残すこととなった。

この事件は防げなかったのだろうか? また、中国選手の失格処分は妥当だったのだろうか? 長年取材を続けるスポーツライターが、多くのナゾが残るこの問題を独自目線で解説する。【全2回の後編】

◆◆◆

 一部の種目を除いて、2人の選手がひと組となってレースを行うスピードスケートは、インコースとアウトコースを変える仕組みがあることから、その交代時に、ときに相手の進路をふさいでしまう、接触してしまうケースがみられる。

 ミラノ・コルティナ五輪では、2月11日の男子1000mで、ユップ・ベンネマルス(オランダ)が廉子文(中国)による妨害を受け、廉子文が失格。ベンネマルスが再レースを認められたもののタイムは伸ばせず5位に終わり、怒りをみせた一件がクローズアップされた。

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 実は1000mでは他にも失格者がいた。

 ピョトル・ミハルスキー(ポーランド)とガブリエル・オドール(オーストリア)のレースだ。ミハルスキーがアウトコースからインコースに入ろうとしたが、オドールが進路を譲らず、交錯しかける事態となった。ミハルスキーは減速、25位に終わった。そしてオドールは失格となった。

日本の佐藤綾乃も1カ月前に被害に遭ったばかりだった

 オリンピックのひと月前の国際大会でも起こった。

 1月23日、ワールドカップ最終戦の1500mに出場した日本勢の一人に佐藤綾乃がいた。ミラノ・コルティナ五輪の日本代表の一人で、平昌、北京に続く3大会連続五輪出場を果たしている。チームパシュートでも平昌以来、軸の一人を担ってきたメダリストだ。

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