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「コンディション不良」でも《別大マラソン3位》青学大・黒田朝日の衝撃…昨年好走の大阪を回避の意外なワケは? 原晋監督が明かした“まさかの答え” 

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酒井俊作

酒井俊作Shunsaku Sakai

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posted2026/02/04 11:02

「コンディション不良」でも《別大マラソン3位》青学大・黒田朝日の衝撃…昨年好走の大阪を回避の意外なワケは? 原晋監督が明かした“まさかの答え”<Number Web> photograph by AFLO

昨年の大阪に続く2度目のマラソン挑戦となった別大で3位に食い込んだ青学大の黒田朝日。なぜ前回好走の大阪ではなく別大を選んだのだろうか

 思わず笑ってしまった。原は滑らかな弁舌のまま、真顔でまくし立てた。

「マラソン後の練習もほぼほぼしないし、自動車免許を取ったり、ご褒美の海外旅行はグアムに行きますけど、最後に学生生活のエンジョイライフを送ってほしい」

 黒田はオファーが殺到しているテレビのバラエティー番組にも出演するという。

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 拍子抜けした。だが、マジメだけでは窮屈で仕方ない。遊び心を持ち合わせる原の融通無碍もまた、指導者としての器量なのだろう。

黒田は「そりゃあ、遊びたいですよね」

 箱根駅伝後のマラソンについて、原は大阪の方が復調していることなども含めて、どのレースに出場するか黒田に相談している。

 黒田はこう言ったという。

「そりゃあ、遊びたいですよね」

 まだ21歳の若者なのだ。

 なんともほのぼのとしたやり取りからは、この師弟が醸しだす空気が伝わってくる。

 黒田は卒業後も原がアドバイザー(22年以降はEKIDENダイレクター)を務めるGMOインターネットグループに就職し、引き続き青山学院大を拠点とする。箱根駅伝で世間を驚かせても浮足立つことはなく、ふたりは地に足をつけて前に進んでいる。

 原が冗談交じりのエピソードを披露していると中央大の面々が通りかかった。そこには、初マラソンにもかかわらず、レース終盤まで存在感を示した4年生の溜池一太もいた。

 すると、原は1万mで27分52秒18の自己ベストを持つ快足ランナーに向けて、よもやの放言をくり出した。

<次回へつづく>

#2に続く
「トラックとかとぼけたことを言っちゃダメ」青学大・原晋監督が別大マラソンで激励の“意外な相手”とは? 箱根駅伝の最強ライバルが見た「青学メソッドの衝撃」
この連載の一覧を見る(#1〜3)

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