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「今も練習は欠かせません」競技引退から1年半、空手・清水希容32歳が“稽古を続ける”理由…国内外で演武を行う現在「空手の精神性も伝えたい」

posted2026/02/07 11:01

 
「今も練習は欠かせません」競技引退から1年半、空手・清水希容32歳が“稽古を続ける”理由…国内外で演武を行う現在「空手の精神性も伝えたい」<Number Web> photograph by JMPA/Miki Fukano

東京五輪で銀メダルを獲得した清水希容さんの“その後”を聞いたインタビュー【第2回】

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矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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JMPA/Miki Fukano

全日本空手道選手権で7連覇を達成し、21年東京五輪で女子(かた)の銀メダルに輝くなど、日本の空手界を牽引してきた清水希容さん。245月の競技引退後はミキハウスの社員として社内業務にあたりながら、空手の普及活動に積極的に取り組んでいる。自身が感じる現役時代からの変化や今後の目標について聞いた。《NumberWebインタビュー後編/前編から続く

◆◆◆

――競技についてもお聞きしたいと思います。現役時代にターニングポイントとなった試合や出来事を教えてください。

清水 3つあります。1つ目は高校2年生の時です。目指していた日本一になることができず、そこから自分とちゃんと向き合うようになり、高3でインターハイを取ることができました。母との約束で、結果を残さなかったら続けないと決めていたので、そこで優勝したことが今につながっています。あとは、大学2年生の時に全日本選手権で初優勝したのも大きかったですし、空手が東京五輪の種目に採用されることが決まった16年の世界大会で連覇した瞬間にオリンピックに行こうと思ったので、それも大きかったですね。

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――以前、「80歳になった時もバリバリ動ける空手家でいたい」と仰っていました。それは今も変わりませんか?

清水 「今も毎日練習しているの?」とよく聞かれるので、「やっていますよ」と答えるのですが、そうすると「演武があるもんね」と言われます。でも、そうではないんですよね。いつまでも動けていたいですし、「あの時やらなかったから動けなくなった」となりたくないので練習は欠かせません。どうしても時間を取れない日でも、とりあえず10分でも動くということを決めています。道着に袖を通すことができる日は1カ月に数日ぐらいなのですが、袖を通せる時はちゃんと稽古をできる日なのでしっかりやります。

競技引退後に変化した“空手への考え方”

――今はどんな稽古をしているのですか?

清水 現役時代に競技で使わなかった形の演目の練習をすることも多いですね。空手の形の数はめちゃくちゃ多くて、100以上ありますし、自分の流派だけでも50~60ぐらいあります。でも、競技で使うのは多くて8つくらい。形は動きだけ知っていれば良いのではなく、それぞれの先生の思想を含めて読み解いていかなければいけないので、今はまだ20も知っているかどうかのレベルですが、少しずつ増やしているところです。

――競技時代と競技引退後で考え方に変化はありましたか?

【次ページ】 「引退後は目標がなくて、何をすれば良いのか…」

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