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「阪神の守護神はなぜ自分なのか…」石井大智でも及川雅貴でもなく…岩崎優34歳が”9回を任されるワケ” 藤川球児監督も明言「基本的には岩崎です」

posted2026/01/31 11:06

 
「阪神の守護神はなぜ自分なのか…」石井大智でも及川雅貴でもなく…岩崎優34歳が”9回を任されるワケ” 藤川球児監督も明言「基本的には岩崎です」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

阪神の守護神・岩崎優が「なぜ自分が9回を任されるのか」を自問自答しつつ、率直な心情を明かした

text by

佐井陽介

佐井陽介Yosuke Sai

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Hideki Sugiyama

 岩崎優は思慮深い男である。

 常勝軍団と化した阪神でもう4年も最終回を主戦場としているのに、むやみやたらに守護神オーラを振りかざしたりはしない。

 なぜ、自分が9回を任されるのか。

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 34歳で迎える2026年も、現在進行形で自問自答を続けている。

「矢野燿大監督、岡田彰布監督、藤川球児監督。2022年からは監督が代わっても、9回を任せてもらっている。どうして自分が任せてもらえたのですかと、いつか現役を辞める時が来たら歴代の監督に聞いてみたいと思うぐらい、不思議に感じています」

藤川監督の厚い信頼感

 今オフも藤川監督の決断は早かった。

 リーグ史上最速優勝を成し遂げ、それでいて日本一を逃した直後の秋。指揮官は早々に左腕のクローザー継続を軸に据えた。

 野手陣の打順に関してはシャッフルを匂わせるなど、白紙に近い状態を強調。その一方で、守護神について質問が飛ぶと、あっさり方向性を明言したのだ。

「基本的には去年も岩崎、今シーズンも岩崎と進んでいますし、今現在も岩崎です」

 当たり前でしょ?と言わんばかりの表現からにじみ出たのは、かつて現役時代をともにした後輩に対する厚い信頼感だった。

 ただ、岩崎は決して剛腕ではない。下半身やリリースポイントの粘りを武器に、数字に表れないストレートの強さやキレ、さらには緩急も含めた投球術で勝負するスタイルを貫いてきた。150キロ台後半の直球と落ち球でバッタバッタと三振を奪う、昨今のクローザー像とは一線を画している。

石井でも及川でもなく…なぜ自分が9回に

 だからこそ、男は考えざるを得ない。

 阪神のブルペンには、昨季NPB新記録の50試合連続無失点で球界を驚かせた28歳右腕・石井大智がいる。昨季NPB新記録の18試合連続ホールドを達成した24歳左腕・及川雅貴もいる。それなのに、なぜ自分が9回のマウンドに上がるのか。

 まだ明確な答えは見つけ出せていないのだという。

【次ページ】 「自分はこのままでいいのか」という危機感

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