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「阪神の守護神はなぜ自分なのか…」石井大智でも及川雅貴でもなく…岩崎優34歳が”9回を任されるワケ” 藤川球児監督も明言「基本的には岩崎です」
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佐井陽介Yosuke Sai
photograph byHideki Sugiyama
posted2026/01/31 11:06
阪神の守護神・岩崎優が「なぜ自分が9回を任されるのか」を自問自答しつつ、率直な心情を明かした
「7回、8回もすごく大事ですからね。そこで石井や及川を入れ替えながら使ったり、時にはイニングまたぎをさせたりできた方が、チームとしてはいいのかもしれません。自分も若い時はセットアッパーをやらせてもらっていましたしね」
「自分はこのままでいいのか」という危機感
結局、自分なりの結論は謙虚な形でまとめられる。そして、再び向上心を奮い立たせるしかなくなるのである。
「危機感はあります。自分はこのままでいいのか、と。打者のレベルが上がっていくのに、現状維持ではダメですからね。2025年が本当にうまくいったシーズンだったのであればまだしも、そういうわけではなかった。リーグ優勝という結果は良かったけれど、個人の数字に関しては納得がいっていないところもある。やっぱりコンディション不良での離脱があったことには悔いが残っていますし、被打率もちょっと高かった。そういうところを改善していかないと、下から若い選手がどんどん出て来ますから」
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昨季は主にクローザーとして53試合に登板し、チームを史上最速リーグ優勝に導いた。個人成績の詳細は1勝3敗8ホールド31セーブ、防御率2.10。はた目から見れば評価されるべき数字が並んでいるように映るが、本人は被打率に改善点を見出している。
2023年…1割6分3厘
2024年…2割2分7厘
2025年…2割5分7厘
年々悪化している数字を好転させるべく、プロ13年目となる今季は配球面の見直しも視野に入れているのだという。
「もうちょっとどうにかできたかなという部分があったので。ある程度は投げる球種が決まってくる中、同じ球種で緩急をつけたりはしていましたけど、その割合を変えてみたり、打者の右左に応じてあまり投げていなかったボールの割合をちょっと増やしてみたり……。シーズン中はどうしても変化をつける怖さがあったので、オフのうちに球種やコースをもう1回、洗い直しているところです。長打を打たれるのが嫌で、それを意識しすぎて“安牌”なボールを選んで、単打だったらオッケーみたいな自分もいた。でも、行くべき時は思い切って攻めたり、ボール球をうまく使ったりする考え方も必要だなと、改めて感じています」
「捕手に任せすぎているところもあった」
実は後悔がある。

