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箱根駅伝で日大“まさかの12年ぶり”シード権獲得の衝撃…殊勲の選手は「日本最南端ランナー」!? 監督も「正直、取れると思っていませんでした」
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涌井健策(Number編集部)Kensaku Wakui
photograph byYuki Suenaga
posted2026/01/08 17:05
12年ぶりに箱根駅伝のシード権を獲得した日大のアンカー・大仲竜平(4年)。新監督も「シードを獲れるとは思わなかった」と本音を吐露するが…?
9区を走ったキャプテンの中澤星音は当日変更。中澤は区間13位、大仲は10位と粘り強い走りをして起用に応えた形だ。配置の意図を就任3年目の新雅弘監督は、こう明かす。
「往路が終わって目標だったシード争いができているので、最後は箱根経験者でもある4年生にしっかり締めてもらおう、と。最後の2区間はコツコツやってきた彼らの経験が生かされましたね。しかし、シード権を取れるとは思っていませんでした。シード争いをして、次に繋げてもらえればと考えていたので、もうチームとしては120点ですね」
大躍進の理由は「全員、体調が良かった」
躍進の要因はなんなのか。新監督はシンプルな言葉で説明してくれた。
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「今回、全員が体調良かったですから。最後みんなが調子を上げてきて、誰が走ってもいいくらいでした。うちは年末12月26日まで授業がありますから、他大学みたいに11月や12月に合宿をせず、寮で調整してきたのも良かったかもしれません。文武両道です(笑)。それに、前回は最下位の20番、その悔しい思いがあったから、それをなんとかしようかと話をしていました」
そして、「今年よりも来年、来年よりも再来年のチームが強くなる」と明るい未来を語ってくれた。
「今回のシード権獲得で、日大でやっていけば間違いないと1年生、2年生は思ってくれたでしょう。うちの子はみんな真面目で、コツコツ練習してくれますから。寮生活もしっかりできるようになってきた。それが続いていけば自然と強くなりますよ」
そう、監督への信頼感だ。大仲も「入学時はシードなんて取れると思っていなかった」といい、3年前に就任した指揮官への思いを語る。
「監督を信じてよかったです。最初からなんか感じましたね、この人に付いていこう、って。コーチの武者(由幸)さんも含めて、選手思いで、ずっと見てくれている感じです。この4年間、あっという間でしたし、とにかく充実していました」

